こんにちは!ふみづきです。
メキシコを訪れた観光客がほぼ必ず訪れる場所と表現しても過言ではない遺跡・テオティワカン。
メキシコ旅行を計画中のみなさまも、きっとテオティワカンを訪れると思いますが、今回、みなさまに絶対お伝えしておきたいことがあり、記事を執筆しました…
みなさまが私と同じ後悔をなさいませんように(´;ω;`)
そのほか、テオティワカンへのアクセス方法なども記載しておりますので、ご参考にどうぞ。
1.テオティワカンの基本情報
1.歴史

テオティワカンは、メキシコ盆地を中心に紀元前2世紀ころに建造されたメキシコ最大の宗教都市国家。
その最盛期は紀元後350年~650年頃とされており、人口は20万人以上に達したとされています。
2つの巨大なピラミッド(太陽のピラミッド、月のピラミッド)からなるこの都市を建設したのはテオティワカン族とされていますが、彼らがどこからやってきて、8世紀の謎の滅亡とともにどこに消えたのかはいまだ解明されていません。
テオティワカンでは平和的な神制政治が敷かれており、神官を頂点に、軍人、商人、そして最下層の職人たちは各々に割り当てられた地区に暮らしていました。神官たちは高度な数学、天文学の知識を有していたとされています。
2.地理・主要な遺跡について

地理
テオティワカンは、メキシコシティの北東50kmほどの場所に存在。
後述しますが、メキシコシティから訪問する場合、北方面バスターミナルから出発することになります。
主要な遺跡
テオティワカンでの主要な遺跡と言えば、やはり「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」でしょう。
「太陽のピラミッド」は、高さ65m、底辺の一辺が225mにもなる巨大な神殿。テオティワカンでは最も大きく、世界的に見ても3番目に大きなピラミッドなんだそう(最も大きなピラミッドはなんと、メキシコ・チョルーラにあるんだとか)。このピラミッドの内部には、もう一つピラミッドが眠っています。そう、古いピラミッドを覆うように、今のピラミッドが造られたんです。
なお、このピラミッドは登ることができますが、頂上まではなんと248段!ただ、混雑している場合は一気に248段を登りきることはできず、途中で何度か順番待ちをせねばならないため、そこまで疲れることはないと思います。登る辛さで言えば、後述の月のピラミッドの方が何倍も上です…。

「月のピラミッド」は、高さ42m、底辺一辺が150mの神殿。太陽のピラミッドよりは規模が小さいものの、遺跡の配置的に月のピラミッドの方が重要度が高く、大規模な宗教儀礼はこの月のピラミッドで行われていたと推察されています。
また、このピラミッドは遺跡の北端に位置しているため、頂上からはテオティワカンの全貌を眺めることができます。頂上から見る、まっすぐ伸びた死者の道は圧巻です…!(ちなみに、写真左奥に見えているのが太陽のピラミッドです!)

ただ、このピラミッドは一段一段が高く、登るのが大変きつい(体力がいる)ので、この点は注意。階段の中央に手すりが付いていますので、これにしがみつきながら登ると安全かも。

こんな感じでね!写真右側中央の黒いロープ、みたいなもの、これが手すりです。
そしてもう1つ忘れてはならないのが、「ケツァルコアトルの神殿」。
ケツァルコアトルはメキシコにおいて最も重要視される神さま。
メキシコシティ近辺ではケツァルコアトルの名で呼ばれますが、これがカンクン近辺(ユカタン半島)ではククルカンの名で親しまれています。
実は私…この遺跡に入場することができませんでした(´;ω;`)
詳細は後述しますが、この遺跡に入れなかったこと、今でも本当に悔しいです。この失敗談は、何としてもみなさんにお伝えしておきたい。
3.入場料
テオティワカンの入場料は、70ペソ(約420円)。
ビデオカメラの持ち込みには別途45ペソ(約270円)必要になるので注意。
(カメラ機能付きデジカメやスマホの持ち込みには追加料金は発生しません。)
2.テオティワカンへのアクセス
続いて、テオティワカンへのアクセス方法についてご案内します。
1.長距離バス
個人で気軽に探索したい!という方におすすめなのが、個人で長距離バスにより移動する方法。
メキシコシティから出発する場合、北方面バスターミナルから長距離バスに乗車します。
北方面バスターミナルはどこにある?
北方面バスターミナルは、その名の通り、メキシコシティ北部にあります。方向で言えば、グアダルーペ寺院と同じですね。
さて、ここへのアクセス方法ですが、これがちょっとめんどくさい。
メトロ5号線であればバスターミナルの近くの駅まで乗車できますが、市内からメトロ5号線はかなり使いにくいです(市内中心部にメトロ5号線の乗り場がなく、メトロバスでメトロ駅まで向かわねばならないため)。
ですので、いっそのことさくっとタクシーに乗っちゃうのがいいのかなと思います。
メキシコシティはUberが使えますので、同アプリを使用することで簡単にタクシーを配車できます。詳しくは以下の記事へ。
長距離バスのチケットの購入方法&乗り方
さて、北方面バスターミナルに到着したら、まずはバスチケットを購入しましょう。
テオティワカン行きのバスチケットは、バスターミナルの最北部のカウンターにて購入できます。

北方面バスターミナルは、右側に弧を描く形の半円構造になっており、その半円の最上側(北側)のこの写真のような8番ゲートがあります。これを目印として進んでください。

そして、お目当てのテオティワカン行きバスチケットは、8番ゲートの2つ隣のカウンターにて購入できます。

この看板が目印!「AUTOBUSES TEOTIHUACAN」とばっちり書いてありますね。
カウンターを発見したら、列に並んでチケットを購入しましょう。大人一人、往復104ペソ(約600円)。
所要時間は片道1時間ほど。
購入したチケットに、バスの乗車時刻が書いてありますので、それに遅れないよう、余裕を持って8番ゲートを通過しましょう(簡単な手荷物検査があります)。
なお、8番ゲートを通過した後ですが、バス乗車待ちの列が複数本できていますので、どこがテオティワカン行きの列かわからないときは、オレンジのベストを着用したスタッフにバスチケットを見せると待機列を教えてくれます。
2.ツアーを利用
テオティワカンはツアーを利用することで観光することもできます。
ツアーの中には、人の少ない早朝の時間帯を狙って旅程を組んでいるものもあり、これはかなりおすすめ。
私は昼過ぎにテオティワカンに向かいましたが、人が多すぎてピラミッドに上るのも一苦労でした。
早朝発ツアーであれば、69.33アメリカドル(2020年1月時点)で参加可能。
以下、ベルトラさんのオプショナルツアーを引っ張ってきてみたので、ご参考にされてみてください。

3.訪問する際の注意点
それではようやっと、わたしがこの記事でみなさんにお伝えしたいトピックにたどり着きました。
テオティワカンを訪問する際はいくつか気を付けておかねばならないことがあります。
私の失敗が、どうか皆さまを救いますよう…
1.日曜日は絶対に避けるべき
まず、テオティワカンに行くのであれば絶対に日曜日は避けましょう。
絶対に日曜日はだめです。
何故かというと、日曜日はメキシコ人の入場料が無料となるのです。
どうなるか…もう想像つきますよね?
バスターミナルは大混雑。各ピラミッドに登るのに長蛇の列。


おう、人の数がやばすぎてわくわくすっぞ。
私は日曜日の扱いについて知らなかったので、メキシコ人の波に飲まれながら観光していました…。
実際、他国からの観光客からも「日曜日に訪れてはだめ!」との声があがっています。
(トリップアドバイザーより抜粋。日本語に翻訳するとめちゃくちゃになるので、英語原文で読んだ方がいいかも。)
「どうしても日曜日じゃないと予定が確保できない!」ということでもない限り、日曜日以外でテオティワカン観光をしましょう。
2.ケツァルコアトルの神殿には入場制限がある?
これも現地に到着してから知ったのですが、ケツァルコアトルの神殿には入場時間に制限があるようなのです。
というのも、私が17:00過ぎにケツァルコアトルの神殿に入場しようとすると、「もう終わりだよ」と言われ、見学をさせてもらえなかったのです…。
「テオティワカン自体の入場可能時間帯は毎日7:00-17:00、見学は17:30まで」と地球の歩き方に記載がありましたが、どうもケツァルコアトルの神殿についても入場時間17:00までという制限がある様子。
こんな事情知らなかったのでどうしようもありませんが、ケツァルコアトルの神殿も凄く見学してみたかったので悔しくて仕方ないです…。
日曜日というメキシコ人がわんさかいる日に行ってしまい、しかもケツァルコアトルの神殿を見学できないなんて、この旅での一番のマイナスな思い出になってしまいましたよ(ノД`)
4.まとめ

テオティワカンへは、メキシコシティ北東部にある北方面バスターミナルから向かうことができます。
バスチケットはバスターミナルの最北部の8番ゲート付近にて購入可能。
その他、ツアーを利用し、早朝の人が少ない時間帯に訪れるのもおすすめです。
なお、テオティワカンを訪問する際には以下の2点にご注意ください。
- 日曜日の訪問は絶対に避ける(日曜日はメキシコ人が無料で入場可能なため、人が溢れかえる)
- ケツァルコアトルの神殿には17:00以降の入場ができない
私はこの2点どちらも失敗し、人ごみのせいで満足に観光できない&ケツァルコアトルの神殿に入場できない、という大変悔しい思いの残った旅となってしまいました。
どうかみなさまが私と同じような後悔をなさいませんように。
以上、テオティワカンへのアクセスおよび注意点に関する記事でした!
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