国道186号線沿にひっそり佇む「小瀬川温泉」。
都市部の喧騒から離れて、虫や鳥の鳴き声の響く静かな空間で温泉に浸かれば、安らぎのひと時があなたを包むこと間違いなし。
1.小瀬川温泉について
(1)所在地・広島県廿日市市とは

広島県廿日市市は人口117,000人程度の都市で、位置的には広島県の西部にあり、広島市佐伯区に隣しています。
主な観光地としては、日本三景の1つ・安芸の宮島があり、また温泉が少ない広島県にあっては比較的源泉に恵まれた地域でもあります。
また、山間部ではキャンプや渓流釣りなど、親子でのアウトドアを楽しむ施設もたくさんあるんです。

(2)国道186号線にひっそり佇む

今回ご紹介する小瀬川温泉は、廿日市市栗栖の国道186号線沿いにあります。
目の前を流れるのは小瀬川で、もう少し下流へ行くと、この川が山口県との県境の役割を果たしています。

写真のとおり、周辺は川や森といった自然に囲まれており、聞こえるのも鳥のさえずりや虫の鳴き声が主。
小瀬川温泉周辺では、小瀬川に降りてみたり、小瀬川神社を散策したりと、ちょっとしたアクティビティも楽しめ、毎日の喧騒から離れてゆったりした時を過ごしたい場合にはぴったりだなと感じました。
車やバイクでのドライブがてら、国道をふらっと逸れて、ふらっと温泉に入浴して過ごすのも素敵ですね。
なお、小瀬川温泉散策マップも用意されていますので、出立の前に是非ご一読を。
https://www.view-up.jp/sahoku/member/ozegawa/print.pdf
(3)基本情報・アクセス
広島市内方面から小瀬川温泉へ向かう場合は、西広島バイパス宮内交差点を吉和方面に30分。
西広島バイパスは、ゴールデンウイークや3連休の際はとても混雑して、特に夕方は車がなかなか進まないので、時間に余裕のない場合はご注意ください。
島根県などの山陰側から小瀬川温泉を訪れる際は、途中道路がとても狭くなる(1車線しかない)場所もあります。私は運転が苦手なので、対向車が来ないようヒヤヒヤ願いながら運転しましたよ…。
小瀬川温泉にはシャンプー等の浴槽内でのアメニティはありますが、タオルの貸し出し等はありませんでした(見逃しかもしれませんが、有料でも取り扱いはなかったように見えました)。
名称 | 小瀬川温泉(おぜがわおんせん) |
所在地 | 〒738-0224 広島県廿日市市栗栖115 |
営業時間 | 10:30~20:00 |
定休日 | 水曜日、第3木曜日、12月30日~1月2日 |
入浴料 | 大 人:450円 小学生:200円 幼 児:100円 ※別途コインロッカー代100円必要 |
駐車場 | 100台(無料) |
アメニティ | シャンプー、ボディソープあり |
関連HP | 元湯 小瀬川温泉 公式HP 旅するはつかいち(はつかいち観光協会) 宮島観光協会 広島・廿日市市のホテル一覧(じゃらん) ![]() |
2.ほっとする懐かしさに安心する
(1)入浴料金は食堂カウンターでお支払い

小瀬川温泉の入浴料金は、建物入ってすぐ正面にある食堂のレジ、もしくは券売機にて支払います。

この券売機、「食券」って書いてあるけど、左下の方に入浴料金のボタンも設けてありました。
温泉のみなら大人450円、サウナにも入る場合は700円です。
電子マネーはPayPayのみ利用可能。
入って右手にフロントがありますが、こちらでは入浴料金の支払いはできないので間違えないようにね!

(2)別途コインロッカー代100円が必要

また、私は訪問するまで知らなかったのですが、小瀬川温泉では更衣室のロッカー利用に100円かかります。
(100円戻ってくるんじゃないか…!)とわずかな期待を込めて鍵を回すも、100円はロッカー内部の小銭貯め部分に、ガチャンと空しく音を立てて吸い込まれていきました…。
両替機らしきものもなかったため、入浴料金を支払う際などに小銭を作っておくようにしましょう。
(3)地域の人が多く利用、穏やかな時が流れる…

温泉内部は撮影できませんので、外の暖簾のみ…
利用者の皆さんを見た感じ、地域住民の方が多そうでした。親子連れも2組ほど。
みなさん観光気分ではなく、生活の一部として入浴されており、浴室内はとても静かで快適に過ごせました。
(4)泉質はアルカリ性

小瀬川温泉の泉質はPh7.6のアルカリ性。アルカリ性の温泉は、クレンジング効果を期待でき、皮脂や油分といった汚れを落としてくれます。
また、ラドンを多く含有しており、温泉の温度は高くはないものの、じんわり体が温まるのを感じました。
なお、同じくアルカリ性の温泉であれば、安芸太田町の月ヶ瀬温泉はかなりおすすめ。2020年8月にできたばかりで施設は綺麗だし、雰囲気もあり、何度でも通いたくなる温泉でした。
3.併設の食堂ではうどんが名物。日本酒もあるよ
(1)食堂はゆったり広く、昭和な雰囲気

併設の食堂が、これまた雰囲気があって素敵。
昭和感漂うなあ…平成生まれの私からしたら、昭和って、とても羨ましい時代に思えちゃうんですよね。憧れっていうのかな。きっと今よりみんな自由にのびのび生きてたんじゃないかなあって。
昭和にタイムスリップしたような感覚にさせてくれる場所、とても好きです。
(2)名物はうどん、種類も豊富

ここの食堂の名物はうどん。名物というか、ほぼうどんしかない!
この日はおなかが空いていなかったので、うどんは食べずに帰りましたが、おいしいと評判のようなのでこれから小瀬川温泉に行かれる方は是非ご賞味を。
なお、日本酒を始めとしたアルコール類も提供していましたよ。

アイスコーナーもあり。暑い夏にはたまりませんなあ。
4.温泉水は持ち帰り可能

そして私も訪問後に知ったのですが、小瀬川温泉の温泉水は無料で持ち帰りできます。
食堂の外左手で何かを汲んでいるおじいちゃんがいて、「何だろう…」と思っていたらそういうことだったのね(・ω・`)
体にも良さそうだし、次回訪問時は空のペットボトルを準備しておこう。
私、国道191号線沿いにある深命水も、いつもペットボトル忘れて汲めないまま帰るんだよね…
5.温泉建屋の隣にはカフェも

食堂でうどんを食べるほど胃に余裕が無いなあという方に朗報。
小瀬川温泉の建屋の隣には、綺麗な感じのカフェがありました。赤い壁が素敵なDukeさん。
ネットを調べてみましたが、公式HPも食べログも見当たらないので、できたばかりのお店なのかもしれません。
人もそんなに多くなく、静かにゆったり過ごせそうでしたよ。
6.静かに癒されたい時は、小瀬川温泉へ

小瀬川温泉は広島県廿日市市の国道186号線沿いにひっそり佇む、静かで穏やかな雰囲気流れる温泉。
利用客は地域住民が多く、都市部の喧騒から離れて、ゆったり体を癒したい時にこそぴったりの温泉だと感じました。
また、泉質はアルカリ性のため皮脂汚れの除去を期待でき、加えてラドンを多く含むことから、体の芯からじんわり温まることができます。
入泉料金はロッカー代込みで550円とお手頃。温泉建屋にはお食事処も併設されており、ドライブ中のひと休憩としても立ち寄れるのが嬉しいところ。
ちょっと疲れたなと感じた時は、小瀬川温泉で静かに体を癒してみませんか?
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