こんにちは!ふみづきです。
海外旅行の際、必ず加入しておきたいのが海外旅行保険。
金額の大小はあれど、きっとみなさんいくらかお金を支払って保険に加入していると思います。
しかし、この海外旅行保険、コツをつかめばかなりお安く済ませる方法があることをご存じですか?
コツは3つ!そして、そのコツの最大のキーは「クレジットカード」です。
1.保険料を安く済ませる3つのコツ
ずばり、コツとは以下の3つ!
- クレジットカードの付帯保険を活用する
- クレジットカードを複数枚保有する
- セレクト型保険を活用する
以下にてそれぞれのコツを詳細に記述します。
1.クレジットカードの付帯保険を活用する
あまり認知されていないかもしれませんが、クレジットカードには海外・国内旅行保険が付帯しています。
つまり、クレカさえ持っていればお金を払わずとも海外旅行保険に加入できてしまうのです。
ただし、保険の適用条件および補償内容はクレカによって大きく異なります。
保険の適用条件
保険の適用条件は、クレジットカードにより、
- 特に何もアクションを起こさずとも保険が適用される「自動付帯型」
- クレカで旅費等の決済をせねば保険が適用されない「条件付付帯型」
上記2種類に大別されます。
ちなみに、多くの方が保有しているであろう「楽天カード(一般)」は後者の条件付付帯タイプ。
楽天カードの海外旅行保険の付帯条件等の詳細な記述は、以下の公式HPを参照。

なお、私は「ANA VISA ゴールドカード」を保有していますが、こちらは前者の自動付帯タイプ。
お手持ちのクレジットカードが自動付帯型なのかそうでないのか、カード会社のHPにて確認をしてみましょう。
補償内容
補償内容もカードによって大違い!
先ほど挙げた2枚のクレカを例にすると、
死亡・障害 | 傷害治療 | 疾病治療 | 賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 | |
AVA VISA ゴールド | 5,000万円 | 150万円 | 150万円 | 3,000万円 | 50万円 | 100万円 |
楽天(一般) | 2,000万円 | 200万円 | 200万円 | 2,000万円 | 20万円 | 200万円 |
補償総額※ | 5,000万円 | 350万円 | 350万円 | 5,000万円 | 70万円 | 300万円 |
それぞれのカードの補償内容はこんな感じ。
ANAは年会費15,000円、楽天は年会費無料。年会費を払っているANAの方が少しだけ補償内容がいいですね。
「治療費が150万円と200万円じゃ、少ないのでは?」とお考えの方。その通りです。少ないです。
しかし、ここで上記表にて注目していただきたい箇所があります。
それは「※」印を付している「補償総額」欄。
これが、以下にて解説するクレカ複数枚保有と大きく関わってくるのです。
2.クレジットカードを複数枚保有する
ここで上記で示した図をもう一度。
死亡・障害 | 傷害治療 | 疾病治療 | 賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 | |
AVA VISA ゴールド | 5,000万円 | 150万円 | 150万円 | 3,000万円 | 50万円 | 100万円 |
楽天(一般) | 2,000万円 | 200万円 | 200万円 | 2,000万円 | 20万円 | 200万円 |
補償総額※ | 5,000万円 | 350万円 | 350万円 | 5,000万円 | 70万円 | 300万円 |
死亡・障害以外の項目はすべて2枚のカードの合計額が入力されています。
そうです。
クレカを複数枚保有すると、それぞれの補償額の合算値が海外旅行保険として適用されるのです。
(ただし、死亡・障害補償は、最も補償内容の手厚いカードの補償額が適用されます。)
キャッシュレス決済が普及する昨今。
クレジットカードも、1人1枚ではなく、複数枚保有している場合が多いのではないでしょうか。
参考までに、私はクレカを4枚保有しており、それらの補償額を合算すると以下の通りの補償内容に。
死亡・障害 | 傷害治療 | 疾病治療 | 賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 | |
補償総額※ | 10,000万円 | 650万円 | 650万円 | 10,000万円 | 120万円 | 800万円 |
傷害治療および疾病治療を除けば、十分すぎる補償内容となっています。
このように、クレカを複数枚保有することで、クレカ1枚だけでは心もとない補償内容を手厚くしてあげることが可能です。
しかし、クレカを複数枚保有したとしても、私の例のように、傷害治療・疾病治療が不十分になりがち。
そのような場合に有効となるのが、以下の項にて解説する対策方法。
3.セレクト型保険を活用
海外旅行保険といえば、様々な補償が1セットになったパッケージ型保険が一般的です。
しかし、保険会社によっては、「セレクト型保険」を提供しているところもあるんです。
セレクト型保険とは、その名の通り、自分が加入したい補償だけを選ぶことができる保険。
しかも、当然ながら、セレクト型保険を活用して自分が望む保険だけに加入すれば、パッケージ型保険に加入するよりも保険料はずーっとお安くなります。
つまり、クレカだけでは手薄くなりがちな「傷害治療・疾病治療」の補償内容を、セレクト型保険によりお金をあまりかけずにカバーしてあげることができるのです。
ご参考までに、私はいつも「新・海外旅行保険 off(オフ)」という保険でセレクト型保険に加入しています。
こちらの保険で「治療費用 2,000万円」に加入しましたが、支払った保険料は「1,760円」。
パッケージ型で治療費用の補償を同程度にしようとすれば4,000円~5,000円はかかりますので、かなり費用を抑えられたことになりますね。
2.まとめ

海外旅行の際には、クレカの付帯保険を上手に活用すると、保険料を安く抑えることが可能です。
また、クレカを複数枚保有することで、それぞれのカードの補償内容が合算され、より手厚い保険内容にすることができます。
- 保有するクレカの保険付帯条件はどうか(自動か、条件つきか)
- 保有するクレカの補償内容はどうか
- クレカの保険を合算した結果、「まだ足りない」と思う補償内容はあるか
上記ステップを踏み、足りない補償があればセレクト型保険へ加入しましょう。
海外旅行はお金がかさみますので、抑えられるところで出費を抑えたいですよね。
みなさんもぜひ、クレジットカードの付帯保険やセレクト型保険を活用してみてください!
以上、海外旅行保険におけるクレジットカードの活用方法のご紹介でした。
(以下、保険がらみで参考追記)
海外旅行の際、Wi-Fi機器をレンタルする方が多いと思います。
Wi-Fiレンタル時、「補償パック(Wi-Fi機器の破損等に備える保険)」なるものが案内されますが、これ、加入不要です。
何故なら、上記でご紹介したクレカ付帯保険の要素の1つ、「携行品損害」保険でカバー可能であるから。
詳細は以下の記事にて執筆していますので、よろしければご確認ください。
comments