赤い鳥居が連なる神社といえば、京都の伏見稲荷大社が有名ですが、山口県にも負けず劣らずの美しい鳥居を備えた神社があることをご存じですか?
その神社は「元乃隅神社」。赤い鳥居と、日本海の深碧と、岩肌のコントラストが実に美しい、山口県必見スポットです。
1.元乃隅神社について
(1)山口県長門市について

長門市は山口県の北西部に位置する、人口32,000人程度の小さな都市。
元乃隅神社以外の観光地としては、海上アルプス「青海島」や、湯本温泉などが有名です。
湯元温泉は私も訪問しましたが、楊貴妃の湯として有名な「玉仙閣」では、楊貴妃が楽しんでいたとされる浴槽を忠実に再現しています。立ったまま入るタイプのお風呂なので、水深はなんと120cm。立ったまま入浴、とってもレアな体験でした。
★楊貴妃の湯「玉泉閣」の基本情報・宿泊料金を確認★
また、著名な出身人物としては、童謡詩人の金子みすゞがいます。
(2)赤い鳥居が有名
元乃隅神社で有名なのは、いくつも連なる赤い鳥居がつくりだす迫力ある風景です。
ここの鳥居は下っていくタイプなのですが、最上地点から眺める、連続する真っ赤な鳥居と、日本海の深い青、そして荒波にげずられた岩肌が織り成す風景は、立ち止まらずにはいられないほどに美しい。
写真は記事後半に掲載していますが、道中の道路が悪いとはいえ、訪問する価値は大いにある観光場所です。
★豆知識★神社名を改名?!
実は元乃隅神社は、2019年に社名を改名しています。
旧社名は「元乃隅稲成神社」。きっとこちらの名前の方がよく知られていると思います。
改名の理由は「神社の名前が長いせいで、外国人観光客が覚えられないから」。うーん…日本人からしたら、せっかくの名前をそんな理由で…と残念な気持ちになります(´・ω・`)
しかし、元乃隅神社は宗教法人ではなく、あくまで民間人が所有する神社のため、改名についての制限は一切ないんです。
(3)アクセス・基本情報
以下地図から何となく察しが付くかもしれませんが、元乃隅神社へ行くにはかなりぐねぐねした山道を運転する必要があります。
また、元乃隅神社へは車でなければアクセスできません。このため、自家用車またはレンタカーが必須。
レンタカーについては以下記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
名称 | 元乃隅神社(もとのすみじんじゃ) |
所在地 | 〒759-4712 山口県長門市油谷津黄498 |
拝観時間 | 日の出~日没まで |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 乗用車116台(1時間300円、最大500円) |
お手洗い | あり |
関連HP | 山口県観光連盟公式HP 元乃隅神社公式HP 観光案内・周辺で楽しめるレジャー(じゃらん) |

駐車場に車を停めたら、この鳥居をくぐって、いざ元乃隅神社へ!
2.お賽銭チャレンジがクセになる
鳥居をくぐってまず目に入るのはこの光景ではないでしょうか。

人が鳥居に群がってお金を投げている。
私も初めて見た時「んっ?!」と思いましたが、どうやらこれ、鳥居の上部真ん中にお賽銭箱があるみたい。
確かにこれはちびっこたちが喜ぶ仕掛けだなあ。私も記念に数回チャレンジしましたが、当然のように入りませんでしたよ(´・ω・`)
「入れば願いが叶う」という言い伝えがあるらしいですが…残念。
3.赤い鳥居は静かな美しさ
元乃隅神社の鳥居は、ほっそりとした優美なたたずまいで、波や風の音に包まれながら、ひっそりと連なっています。これがなんとも美しい。
鳥居から少し視線を逸らせば、そこには優美な海岸線と、日本海の青。



鳥居は奉納できるんですね。公式HPによると、昭和60年から10年かけて、123基の鳥居が建造されたそうです。

これは下りきった地点から撮った写真。またまた鳥居から目をそらす。日本海がすぐそこにありました。真っ青で美しいですね。

4.海沿いの岩肌には、冒険心をくすぐるアイテムが
そして、鳥居から少し離れて日本海沿いの岩肌に向かうと、そこには冒険心を刺激するアイテムがありました…。


こ、これは…っ。
一見ただの碑。でもなんでだろう。ものすごく冒険しているような気分になる。
ドラクエでいう、祠にたどり着いた瞬間のような、はっとした気持ち。何とも言えない魅力にとり憑かれ、ここで数分、立ちすくんでいました。
碑に近付いてじっくり眺めてみたけど、結局何の碑なのかはわからずじまいでした。
5.山口県のおすすめ観光地の1つ

山口県長門市の元乃隅神社は、真っ赤な鳥居と深い青の海、そして岩肌が作り出す景色がとても綺麗な、山口県屈指の観光地です。
でも、楽しめる要素はそれだけじゃない。お賽銭を投げ入れて遊べたり、海に間近な岩肌では冒険心くすぐるアイテムがありました。
車が必須な観光スポットですが、山口県訪問の際は是非訪れてほしいと、自信をもっておすすめできる素敵な観光地です。
≪次のおすすめ記事≫
長門市からは少し離れますが、同じく山口県の下関市には新鮮な海産物を販売・飲食できる「唐戸市場」があります。
唐戸市場で絶対食べるべきは、なんといっても新鮮なネタが乗ったお寿司!唐戸市場内の馬関街では、何件ものお店がお寿司を提供しており、ネタが宝石のようにキラキラ。そして鮮度・お味を考えるととってもお得なお値段。市場の近辺には、水族館「海響館」やプチ遊園地「はい!カラっと横丁」もあり、一日楽しめるエリアです。ドライブがてら、下関も楽しんでみませんか?
comments