鳴子温泉といえば、「こけし」が有名ですよね。
せっかく鳴子を訪問したので、記念に1つ買って帰りたいなと、温泉街をうろうろ。
そこで出会った、古き良き雰囲気のこけしやさん。
こじんまりとした店内に、職人による手作りこけし。
鳴子でこけしの購入を検討しているみなさんには是非立ち寄ってみてほしい。
1.鳴子温泉「大沼こけし店」
おすすめのお店は、「大沼こけし店」さん。
地図の通り、鳴子温泉駅から少し歩いた場所にある。
鳴子温泉は、愛媛の道後温泉や兵庫の城崎温泉のような「the 温泉街」といった雰囲気ではなく、市民の生活に溶け込んだ温泉地となっている。山口の湯田温泉に近い感じ。

個人店ゆえか、基本的に休みなし、毎日8:00~19:00までお店を開けてくださっている。
私は鳴子滞在中に何か所かこけし屋(お土産ショップも含め)を訪問したが、こけしを買うのであれば、ぜひここでお気に入りの1体を見つけることをおすすめする。
これだけ私がこのお店を推す理由は、きっと店内に入っていいただければご理解いただけるはずだ。
2.手作りの温かみのあるこけしたち
店内に入ると、こけしが四方に、個々の個性を殺さないよう適度なスペース感で並べられている。



売り場は決して広くないが、むしろそこがいい。
狭いスペースでたくさん並ぶこけしたち。まるでこけしの宝石箱だ。


一風変わった、遊び心満載のこけしのほかに、



正統派のこけしもたくさん。
こちらの工房のこけし職人さん、現代人の感性に合うよう、正統派のこけし以外にも、モードなこけし作りにも取り組んでいらっしゃるのだろう。日本の伝統工芸を後世に繋ぐための取り組みに、感服しかない。
他にも折り紙なども取り揃えており、小さな子どもでも自分だけの「オリジナルこけし」作りを楽しめる。


注目いただきたいのが、こけしのお値段がとてもリーズナブルだという点。
中サイズであれば1,600円で購入可能。
宝石箱のような素敵な空間でこけしを選べるだけでも貴重な体験ができているというのに、手作りこけしがこんなに安くていいのかなあ…。
ちなみに、私は上記写真のこけしのうち、1点を購入。えへへ。
お気に入りの1体が見つけられて、とっても満足(´∀`)
3.工房からおばあちゃんが出てきて接客
こけしを購入する際、店員さんがいなかったため、レジカウンターの奥のこけし工房とおぼしき場所へ声をかけてみた。
……。
だ、誰も出てこねえ(´;ω;`)
何度か声掛けしましたが、音沙汰なし。人の話声はするのですが。
失礼承知で、工房のドアをノック。
するとおばあちゃんが出てきてくれ、こけしのあれやこれや、私の旅についてお話を聞いてくれました(´∀`)
おばあちゃん、こけしをとってもかわいい包装紙に包んでくれた。


じゃん!わたしはこの子を連れて帰りました!
胴のお花のデザインがなんとも素敵(´∀`)
木の皮をあえて残していて、木の温かみを感じられるのもいいなあと感じたポイントです。

レジ台に置いてあった、この工房のこけし職人さんの名刺。
お名前から察するに、ご高齢なのかな。いつまでも頑張ってほしいな。

なんとおばあちゃん、こちらのポストカードをサービスしてくれた。
こけし1体しか買ってないのに、なんだか申し訳ない気分…(´;ω;`)
人の優しさって、旅をしているときにこそ、改めて実感させられます。
なお、支払いにはPayPayが使えますが、おばあちゃん、使い方をよくわかっていない模様((((;゚Д゚))))
おばあちゃんは私を信じて、ParPayで支払いさせてくれましたが、いつか悪い人にひっかからないかとても心配です…。
4.思い出の1体を見つけよう
こけし1つ、お部屋に飾っておけば、いつでも鳴子温泉での素敵な体験を思い出せます。
それに、こけし職人さんのいる工房で、いろんな表情の手作りこけしを眺めている時間はとっても楽しい!
鳴子を訪れた際は、ぜひ、こけしを手に取ってみてはいかがでしょうか?
そのこけしが、優しいほほえみとともに、あなたの思い出をいつまでも守ってくれるはず。

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