岩手県一関市の宿「かぢや別館らまっころ山猫宿」。
朝イチで猊鼻渓を観光するために、最寄りであるこちらの宿に宿泊したところ、大当たり。
客室やお料理からは「丁寧な暮らし」を感じ、スタッフさんたちはとてもアットホームに接してくれる。加えて、館内には宿名の通り、猫のモチーフが至る所に。「現実世界とはちょっと離れた空気」を味わえるお宿です。
1.かぢや別館 らまっころ山猫宿

まずはお宿の基本情報をまとめます。
所在地 | 岩手県一関市東山町長坂字町42 |
アクセス | JR大船渡線「猊鼻渓駅」から徒歩5分 |
宿泊料金 | 1人1室2食付きで、休日11,500円~、平日10,500円~(2021年5月時点) |
温泉 | なし(自室に浴槽あり) |
駐車場 | あり |
関連HP | かぢや別館 らまっころ山猫宿公式HP |
温泉がないとはいえ、1泊2食付きで11,000円程度、かなりお安い部類に入るのではないでしょうか。
そして地味に嬉しいのが、こちらのお宿、1人料金と2人料金にそれほど差がないんです。1,000円程度。一人旅を愛する人間からしたら、嬉しすぎますね…温泉宿となると、おひとり様お断り、なんてのが未だにあったりするので。
詳細情報は公式HPにてご確認を。公式HPでは、創業310年の歴史や、らまっころ山猫宿さんが大事にしていることやお料理のご説明、周辺の観光案内について詳しく記載されており、読み応えあり!です。
なお、私はこの宿から徒歩数分の距離にある「猊鼻渓の舟下り」を楽しんできました。車などの文明の音のない、自然の音だけが響くなかで、ゆったりと川下りをしている時間はまさに「癒し」でした。
2.館内には至る所に猫のモチーフが

この宿の特徴!それは、館内の至る所に「猫をモチーフとしたアイテム」が置かれていることです。まさに宿名を体現していますね(´∀`)

写真には収めていませんが、ほかにもたくさん!ぜひ、あなた自身の目で探してみてください!
ちなみに、館内にはプロ野球選手・大谷翔平くんのサインが。泊まったのかな?それともスタッフさんがもらってきたものを飾ってあるのかなあ。

館内の写真も載せておきますね。アットホームな雰囲気、漂ってるでしょ。こういうソファ見てると、おじいちゃんの家を思い出しちゃう(´・ω・`)遠く離れた土地なのに、ふと懐かしい記憶が蘇る。こんな瞬間に巡り合えるのも、旅のいいところですね。



なんかこの写真、今見たら、左奥に河童だか猫だかわからない生き物がいますね…
以下写真の通り、館内でのお支払いでは「PayPay」「メルペイ」などが使えます。旅先で大金を持ち歩く必要が無くなってきてるのは嬉しい。

3.客室も雰囲気あり
続いて客室の写真を。部屋の前の廊下、ちょっと古めかしいのが逆に良い。私はこの「楓の間」に宿泊しました。



落ち着いた雰囲気。こういうお部屋、好きですね~。旅の疲れをしっかり癒せました。

このお宿には温泉はありませんが、客室内に浴槽あり。チェックイン時間に合わせて、スタッフさんがお湯を張ってくれていました。ちょっとぬるめだったかも。

こういうお菓子って、旅館に着いてまず一息つくために置いてあるんだって聞きましたが…だいたいいつも、旅館着が夕食直前なので、旅館内で食べるタイミングを逃しちゃいます。この田舎まんじゅうも、猊鼻渓駅から発った後に電車内でいただきました。
4.丁寧なお料理に舌鼓
さあ、続いて(ようやく?)このお宿の一番の魅力である「お料理」について。
1.夕食
私は「いわて南牛プラン」にしました。お肉はもちろん、鉄板焼き!

最初は、お刺身とホイル焼き!見てくださいよ、お刺身、めちゃ分厚いです。しかもおいしいんだ…赤身の臭さがないんだ…この時点ですでに「なんて贅沢なの」。


ホイルの方も、とってもおいしくて、スープまで全部飲み干しちゃいました。

食べ終わるとどんどん次のお料理たちが出てきます。左下のご飯は雑穀米、真ん中は魚の天ぷら、その上がメインのいわて南牛の鉄板焼き!左上は牛たんの煮込み!まさか牛たん出てくるなんて。牛たん大好き人間にはたまらないお料理。




脂がのってますねえ…こんなの絶対おいしい。

焼きました!食べます!……とってもジューシー。旅で疲れているから余計おいしく感じる。このプランにしてよかった。
ちなみに、「いわて南牛」、岩手県一関市や平泉町で管理される牛肉のうち、日本食肉格付けA3等級以上のものを指すそうです。

「いわて南牛プラン」、とってもおいしくいただきました。お食事の量は、満腹になるけど食べきれる量で、ちょうどいい。お料理一皿一皿を見ても、いわゆる「派手」な盛り付けではなく、落ち着いた仕上がりになっているのがいい。味で勝負されているのが伝わってきます。料理にしても、館内の雰囲気にしても、肩ひじ張ってないのがこの旅館のいいところだなあと感じました。
2.朝食
おいしいご飯をいただいて、ぐっすり就寝。目を覚ますと、さあ、朝ごはん。

一見落ち着きすぎかな?と見えますが、朝ごはんにはちょうどいい量。食後にはデザートも出てきます。

夕食・朝食ともに、とてもおいしいご飯でした。スタッフの皆さん、岩手のおいしい料理をありがとうございました。
5.まとめ

岩手県一関市の宿「かぢや別館 らまっころ山猫宿」さん。
岩手の食材を生かしたとってもおいしいお料理は食べてみる価値あり!館内の様子やスタッフさんはとてもアットホームでいい雰囲気。また、宿名の通り、館内には至る所に猫のモチーフが。
ほかの宿とは「ちょっと違った空間」に仕上がっているこのお宿。猊鼻渓や平泉観光の際の拠点にしてみては?

訪問時(2020年秋)はコロナ禍がいったん収まっていた時期でしたが、宿を発つ際にスタッフさんからマスクのプレゼントが!こういうお心遣い、とっても嬉しい気持ちになりますね。改めて、スタッフの皆さん、素敵な旅の1ページをありがとう!!

Go to the next place…
≪次のおすすめ記事≫
同じく岩手県。場所は少し変わって盛岡市。ここには、地元の方にながーく愛されているコッペパンがあるんです。お店の名前は「福田パン」さん。パン生地はとても大きくてふわふわ!何より、数えきれないほどのフレーバーの中から好きな味を選ぶことができます。岩手県を観光する際には必ず食べておきたい逸品です。
comments